タイトルの文字通り、美大生の就職活動も兼ねたイベント『美ナビ展』に行ってきました。
昨今の不況で、大学生の就職状況が悪化する中、美大生の就職は更に深刻。
そんな中、日本で初めて、これから社会へ旅立つ様々な美大生の優秀作品を展示し、企業の採用担当者が観れるアート展が誕生したのです。

森ビルさんと組んでこのプロジェクトを実現させたのは、学生アーティストをサポートしている株式会社モーフィングの中川さん。
このお方、とても興味深い人で、昨年異業種交流会でお会いした時は23歳でした。（今24歳） 学生時代に出版社を起こされ、今は自身の出身学科とは縁遠いアートの世界を引っ張るまでに。洋服の着こなしなどは「全てオーダーメイド？？」というこだわりを感じさせ、とっても「粋」な方です。
（もっともそれほど存じ上げないんですけどね。）
そんな中川さんにお声がけいただき、弊社から私とデザイナーのジョニー（上西）が会場へ。

展示作品はどれも面白く、プロ顔負けの発想力・技量を感じました！
ステンドグラスをあしらった素敵なチェアがあったり、立体でカタチ創られた独自のフォント（英文字）があったり、新しい時計などのプロダクトデザインがあったり、日本の新聞紙を使ったエコなアートがあったり…。
とくに私的に響いたのは、日頃パソコンが演出できるエディトリアルに限界を感じている今、文字を１つ１つ創るという寺門みなみさんの「独自フォント作品」でしょうか。
やはり「手間」はかけただけ作品力が違うんですよね。弊社もいつか制作するパフレット等で紙粘土文字でも加えてみたいと思いました。
そして、プライベートで仕事を依頼したい感じだったのが、餅丸惟さんの「一般人の銅像」です。 今迄銅像って偉い人のものだけ公的に作成されるものだと思ってきましたが、餅丸さんの素敵な表情をした一般の男性の銅像を観ていると、「あ、私の父の銅像でも頼んでみたい♪」なんて思わされました。そう思う人は私だけではないと思うので、意外に独立して『銅像制作請け負いサイト』なんてつくったら面白いかも！視点を変えればそんなところにも商機はあるのかもしれません。
何にしても学生さんたちには、今の市況にあきらめないで頑張って欲しいです！

今回のイベント、NHKや他メディアの取材・撮影が沢山入っていたようで、私たちはNHKさんの取材を受けました。写真がその様子！放送されるとしたら、27（土）の朝の「おはよう日本」だそうです。ちょっとだけ期待して録画をしてみています。
まぁ、慣れていないもので、大したことを話してはいないのですが、「不況の今、中小企業にとっては逆に優秀な人材を獲得するチャンスなんです」的ことを言いました。
本当にそれは人材派遣や人材紹介の会社から紹介されるデザイナーさんのポートフォリオ１つとってみても実感しています。
企業サイドも頑張らないといけませんね☆